【3分で読める】武装解除(DDR)とは?平和構築の第一歩になる支援をわかりやすく解説します!

国際協力の基礎知識

  こんにちは、Z-shanです!

 国際協力を勉強していると、武装解除とか、DDRとかいう言葉を目にすることがあります。特に、紛争解決や平和構築の話をしていると出てくることが多いです。SDGsの目標の1つでもある平和な社会の実現には、武装解除は欠かせません。今回はDDRについてわかりやすく説明します。

DDRとは?

 日本の国際平和協力本部事務局によると、DDRは下記のように説明されています。

「武装解除・動員解除・社会復帰」のことで、英語のDisarmament,Demobilisation,Rehabilitationを略したものであり、
和平プロセス開始時に真っ先に取り組まれる活動の一つ 。

(引用元:内閣府

 難しい言葉が続きましたね。。。わかりやすく説明すると下記のようになります。

 

DDR(武装解除)とは
DDRとは下記3つのプロセスをあわせた活動のこと
武装解除:兵士の武器を回収すること、
動員解除:兵士の任務を解くこと、
社会復帰:一般人として社会に戻すこと

 なぜこのプロセスが必要なのでしょうか。

DDRが必要な理由

 武力紛争が終わった後、紛争を解決し、平和な社会を作るために、最初にしなければならないことのひとつに、それまで戦っていた人たちから武器を回収し、兵隊から一般の人に戻すということがあります。

  武器が減り、兵士が減り、普通の人が増えれば、段々と武力紛争のない社会が出来ます。

 逆に兵隊がいっぱいいると、誰かが武器を使用すればすぐに戦闘が再スタートしてしまいかねません。戦闘の再スタートを防ぐために、国連などの平和構築プロセスでは最初に兵士を一般人に戻すためのプログラムを行います。ここでDDRが用いられます。

 DDRでは最初に紛争をしていた武装集団から武器を回収し(武装解除)、そのうえで武装集団の兵士に「あなたの兵士としての仕事は終わりました」と宣言して、兵士としての任務を解きます(動員解除)。その後、兵士としてではなく、一般人として社会に戻すための職業トレーニング等を行い、場合によっては就職支援をします(社会復帰)。

 このプログラムは、90年代以降様々な国の国連PKOで行われてきました。

DDRは簡単ではない…

 DDRは一見簡単に見えるかもしれませんが、とても難しいプロセスです。それまで紛争をしていた人達が武器を手放すのは、身の安全が保障されなければ、なかなかできることではありません。兵士の任務を解かれるというのも、しかるべき人に言われない限り実感を持てません。社会に戻るといっても、それまでの紛争で家族や友達を殺したかもしれない元兵士を一般の人々が受け入れるのはすぐには出来ないですよね。

 そこでDDRの担当職員は武装集団ととてもハードな交渉を行います。また、兵士の任務を解く際には、兵士に実感を抱かせるために自らの銃を自分で壊すという儀式をしたりもします。社会復帰のために市民の理解を促したりもします。

まとめ

 この記事をまとめると以下の通りです。

  • DDRとは「武装解除・動員解除・社会復帰」のこと
  • DDRは平和構築の第一歩
  • DDRはとても難しい

 国連のDDRで働いている日本人の方もいます。難しい道ですが、平和構築のために何かしたいと考えている方は、将来の進路の一つにしても良いかもしれません。進路を考える上では、こちらの本などが参考になるので、是非読んでみてください!

 最後までお読みいただきありがとうございました!

Posted by Z-shan