【5分で読める】民間企業から国際協力分野の仕事に転職して感じたメリットとデメリット

国際協力の基礎知識, 進路(大学、仕事、ボランティア)

 こんにちは。コーイチロウです。

 この記事は、民間企業で働いているが国際協力分野での仕事に興味がある人や、今後のキャリアプランについて考え中の方に読んでいただきたいです。もちろん新卒や高校生でこの先の進路について考えている方も参考にしてくださいね!

 私が民間企業から、国際協力未経験で国際協力分野の仕事に就いて感じたメリットとデメリットを率直にお話します。

※この記事は私個人の経験だけでなく、同じように民間企業から転職した方の意見も参考に書いています。

 簡単に自己紹介をすると、以前私は社員が数千人規模の大企業に勤めていました。しかし、その勤務先では「この仕事って誰の役に立ってるんだろうか。」と毎日のように思いながら仕事をしていました。どうしてもその仕事を定年までこなすイメージができず、ずっと興味のあった国際協力の仕事への転職を決意し、会社を辞めました。そして、現在は政府系ではない国際協力団体に属しています。

転職して感じた3つのメリット

メリット①:明確な誰かのために仕事ができる

 転職する際、一番重要視したのは「楽しい!」と思える仕事かどうかでした。実際、国際協力分野での仕事は、誰のためで、どのように役にたつのか、はっきりと認識することができます。利益優先ではなく、純粋に誰かのために働けるのは、とてもやりがいを感じますし、とても幸せだと思います。

メリット②:受益国に大きなインパクトを残せることもある

 そんなにたくさん経験できる訳ではないと思いますが、病院を建設したことで乳児死亡率が低下したり、農業指導をすることで地域的な食料自給率が少し上がったりすると、やはり嬉しいですね。しかも、一時的ではなく現地の方々の自らの運営で、成果が上がり続ける時は、特に「やって良かった!」って思います。受益国から感謝状が贈られることもあります。

メリット③:旅行では絶対に行かないような国に行ける

 プロジェクトを進めるために、海外出張することがあります。プロジェクトによっては、数年単位で現地に住む可能性もあります。ここまでは、商社の人とあまり変わらないような気がしますが、国際協力業界の出張は基本的に出張先に先進国はありません。時にはありえないレベルの僻地に行くこともあります。私も紛争が終わったばかりの不安定な国や、島民が数十人の島で仕事をしました。これを楽しめるかは人によりますが、私はこの業界の仕事をしてないとできない貴重な体験だと思っています。

転職して感じた3つのデメリット

デメリット①:終身雇用は期待できない。

 私は以前の勤務先は辞める人がそんなにいませんでした。しかし、この業界は転職が多いです。また、国連やJICAも含めて有期採用の方も多くて、あまり終身雇用の概念がないです。将来の心配については、安定した民間企業より大きいのではないか、と思います。そのためにも自らキャリアを作る意識を明確に持つ必要があります。

デメリット②:国の政策に事業がかなり左右される。

 例えば、政府開発援助(ODA)を主に扱う組織の場合、新しい外務大臣が「ODAは縮小する」と言うと、業績はかなり落ち込むでしょう。このように外的要因に左右されやすい環境(=環境に対して脆弱といいます)は、デメリットと言えるでしょう。実際、2019年には国連の予算が低下し、国連の雇用が減ることが懸念されました。

デメリット③:お給料はあまり期待できない。

 なかなかハードな仕事である一方で、一部のケースを除いて業界平均では給料は大手の民間企業ほど良くないです。まぁ、国際協力って基本的に儲からないですからね。儲かるなら民間企業がどんどんやっているはずです。紛争地域など危険地帯に駐在することになれば、手当がついてそれなりに高給取りになれるかもしれませんが、それでも同じ境遇の民間会社の社員に比べると見劣りします。私の場合も前職と比べて年収は下がりました。

最後に

 今回はあえてデメリットもしっかり強調して書かせていただきました。それは私が転職を後悔している訳ではなく、これから国際協力の世界に飛び込みたいとお考えの方に、後悔しない選択をして欲しいからです。デメリットも理解した上で、それでも国際協力の舞台に足を踏み入れてくれる人が1人でも多くなるように、これからも国際協力の魅力を分かりやすく発信していきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

Posted by コーイチロウ