【3分で読める】OECDのDAC(開発援助委員会)とは?わかりやすく解説します!

 こんにちは!コーイチロウです!

 この記事では、国際協力の世界では重要なOECDのDACについて、「そもそも何のこと?」「何をするための組織?」について簡単に解説します。

DACとは?

 DACはDevelopment Assist Committeeの頭文字をとった略称で、和訳すると開発援助委員会といいます。DACはOECD (経済開発協力機構)によって開催されるので、OECD開発援助委員会ということもあります。

 1960年に発足された委員会で、歴史は50年以上になります。加盟国はOECD加盟国36ヵ国の内、EUを含む30の国・地域で、日本も加盟しています。DACをとても簡単に説明すると、以下のようになります。

発展途上国への援助について、先進国が話し合う国際会議

話し合うのは「先進国」で、話し合われる内容は「途上国」についてということですね。基本的に援助は途上国にとって良い影響を及ぼすものですが、やり方を間違えると悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため、「援助の効果を最大化するためにはどうすれば良いのだろう」という話を先進国が行うのです。

 外務省のHPにはDACの目的は以下のように書かれています。

持続的,包摂的かつ持続可能な経済成長,貧困撲滅,途上国の人々の生活水準の改善を含む,2030アジェンダの実施に貢献するため,開発協力・政策を促進すること。

引用元:外務省

 「経済成長」「貧困撲滅」「途上国の人々の生活水準の改善は、まさに国際協力に関わる人達の目標と言っても過言ではないですね。では、実際にDACでは何をやっているのでしょうか。

DACって何をやってるの?

 かなり簡単に説明すると、DACでは以下の3つを行っています。

(1) 各国の援助実績の報告

 各国の援助に関する資金の流れを調べて、援助の実績を分析・報告します。ODAだけでなく民間ベースの途上国各国に対する投資・融資(投融資)等についても分析・報告します。

(2) 政策提言

 援助の効果を検証し、効果を高めるために先進国各国がどのような援助政策を選べばいいのか意見や考え方を提供します。そのために過去や直近の援助事例を分析し、好事例があればDAC加盟国の中で共有したりします。

(3) 開発協力相互レビュー(Peer review)

 DAC加盟各国の援助について、定期的にレビュー(見直し、検証)を行うものです。4、5年に一度、5ヵ国がレビューの対象になります。最近の日本が関係したレビューはこちらです。それ以前についてはこちらから参照できます。

 レビューの目的は、経験や知見を共有し、それに対して意見を受けることにより、参加国の開発協力政策とそれを動かすシステムをより良くすることです。またそれにより、開発途上国における貧困削減や持続可能な発展への効果をより高めたり、各国間のより良いパートナーシップを促進することです。

最後に

 この記事をまとめると、以下の通りです。

  1. DACとは「途上国への援助について、先進国が話し合う国際会議」
  2. DACでは、主に各国の援助実績の報告、政策提言、開発協力相互レビューの3つを行っている

 DACの報告や提言はOECD加盟国の援助の流れに大きな影響力を持っているので、「国際協力の世界で働きたい!」と考えている方は、DACの動向には是非注目してみてくださいね!最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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